スコア的には競ってたので、負けてるけども勝ちパターン継投。まあ、ランディがやられちゃったせいなんだろうけど。
負けてる展開で勝ちパターン投手がでると打たれるのはよくある話なので、ともみーは気にしないで切り替えればいいと思う。
で、3点差になっちゃって、出てきたのは武田久。
3点差、ギリギリセーブがつくスコア。不調の元守護神が復帰するのにはここしかない、という場面だったんだけど…。
あっさり過ぎるほどの三連打。
そりゃ、こちらにしてみればありがたい話ですが、正直ちょっと寂しい。もうだめなんかな彼は…。
それに、ほんとに彼が一番後ろならともかく、1点でも取られたら間違いなくクロッタが出てくるだろうしなあ、と、あんまり期待してなかったんですね。
で、直人の内野ゴロで1点返して、やっぱりクロッタが出てきた。1アウト2、3塁で、バッターは、この前のクリのヒットのあと代走から出てた斉藤彰吾。
「ゲッツーないから中村歩かされて稀哲勝負かな」と、田辺さんは思ってたそうで、まあそれが普通の感覚ですよね。
だから、逆に、さいとぅーは楽に行っていい場面で、事実、コーチからもそういうアドバイスを受けたらしい。
お気持ちのお弱いわたくし、そこまでずーっとネガネガだった訳ですが。
このとき、ふと、思ったのです。
ここで打ったら、さいとぅー、ちょーかっこいいよなあ。
いや、ほんとに。
思い切り振り抜いた当たりは前進守備の外野の頭上を超えて…。
「わー!」って、声でたよ。
あとから動画見たら実況も「わー!」って言ってたよ。
まさに、起死回生の、サヨナラスリーランおつりなし!
笑っちゃった。
笑いながら何か泣いてた。
こんなことって、あるんだ。
思えば、私が初めて彼を見たのは、新人の年の教育リーグ。戸田。
鮮やかにホームランを放って、わー、パンチ力あるなー、って思ったんだよなあ、そういえば。
あれから、なかなかチャンスをつかめずにいて、今年一軍を掴んだのは足でだった。
さいとぅーといえば代走で、盗塁もバンバン決めてるし、素晴らしいスライディングで大事な点をもぎ取ったりしてる。
前も書いたと思うけど、伊原さんは彼を鈴木尚広にしたかったんだろうと思うし、本人も、それに応えるよう頑張ってた。
でも、讀賣のように層の厚いチームならともかく、うちじゃ、足だけで生き残ってくのはやっぱり難しい。
だから…。
いやまあ、理屈はいいや。
とにかく、ほとんどパニック状態の西武ドーム。
実況壊れるし解説の土肥ちゃんは涙でたとか言ってるし、田辺さんはふつーにファンのおっちゃんみたいになってるし、監督インタビュー役の一美はテンション上がって映り込みまくりだし、何より本人が舞い上がっちゃってインタビュー何聞かれてるか判んないっていう。
長い長い試合でしたけど、現地のライオンズファンは、最後までいて良かったね。
あんなびっくりする勝ち方あんまりないもんね。
さいとぅーおめでとう!
これからもがんばれよ!



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