野球のオフシーズンは駅伝とかマラソンとかよく見るんですけどね。箱根で活躍した選手が実業団とかまれにプロとかに進んでまた活躍するってのも楽しいし、高校から叩き上げの選手がのしあがるのもなかなか楽しくて見いっちゃいますね。
んで、土曜日、「ダッシュ斉藤中6日」聞いてたら、丸亀ハーフって大会の話をしてて、「何故ハーフの大会を紹介するかというと、出場メンバーが豪華だから」とのこと。
大迫傑、神野大地、設楽悠太、村山紘太、田村和希…まだまだいるけどきりない。へえ、そりゃ見たい、と思ってたら、BSフジで中継あるっていうじゃないですか。たしか神野のTwitterで見たんだよ。
こりゃ、見なくっちゃ!
いやー、楽しかったなあ。
まあ、言っちゃうと、最終的には「日本人まだまだだなあ」だけど、ぶっちぎって優勝したのはアフリカ系じゃないイギリス人選手だったんだから、日本人にだって希望はあるとも言えるけど、倉敷高校に留学してるケニア人がすげー早くて日本人最高位より上だしやっぱり絶望感も…、って感じだったわけですが。
トラックでは日本人に敵なし、って感じの大迫は、ハーフ走るの7年ぶりだそうで、最近はあんまりロードのイメージないんですけど、タイム的には一番強そう。設楽悠太も、この前の駅伝埼玉の順位が悪かったから全然映んなかったけどガンガン抜いて区間賞で好調そう(もっとも、今回はマラソンに向けての調整の意味が強かったらしいけど)。
神野大地は、何かすごい順調。山の神って言われる先代の人たちがひどく苦労してるのとは対照的…。
有力なランナーの中では、村山紘太が早々に脱落。あれ最後まで走れてたんだろか。
私は途中まで田村をすごい応援してたんだけどさすがについていけず脱落(青学記録…神野だよね?…には届かなかったそうだ)。悠太がじわじわ上げてきてたけど、たぶん無理はしなかったんだろーな。日本人で最後まで残ったのは大迫と神野だったけど、外国人ランナー2人のスパートについていけず。
神野は何度か振り落とされそうになったように見えたんだけど、粘りがはんぱない。最終的に大迫を振り切って日本人トップ。残念ながら日本記録とかには届かず。
途中まではほんと競ってて楽しかったなあ。神野は成長してる気がするし、マラソン挑戦楽しみだわ。
田村も頑張れよ。来年の青学ではイチオシなんだから。
で、時間的にはほぼぶっ続けで別府大分マラソン。きら星のような若手満載の丸亀に比べると、日本の第一人者中本が出るとはいえ、ジミ感が否めず、実はあんまり期待してなかった。
が、こっちはこっちで楽しかったのだ。
有力選手は中本健太郎のほか、ニューイヤーのスターで、今年はごぼう抜きの区間賞でトヨタの優勝に貢献した大石港与、同じくトヨタからかつて東海大の二枚看板だった早川翼、高卒叩き上げで去年初マラソンでサブ10達成の丸山文裕、などなど。
でね。ほんとーに申し訳ないんだけども、中本はもうベテランだし、ここんとこのレースでは失速するとこばっか見てるイメージだったんだよね。
が、このレースは良かった。ペースメーカーが予定より早くやめて急にペースが上がり、わかもん達が次々振り落とされる中きっちりついてった中本が、最後は、デベレ振り切って優勝。感動的ですらありました。世界で何度も入賞してるのに、国内レースでも優勝経験なかったそうで、インタビュー少し泣いてたな。おめでとう。
面白いレースを2試合。見終わって少しぐったりするほど楽しかったんですが…。
冷静に考えると、この中本のタイムが2時間9分32秒。福岡の川内が2時間9分11秒。8分台は2年前の今井まで遡るそうだし、じゃあ7分台は?ってなって、考えると寂しいよなあ。だから、丸亀に出たような若手がバンバンいいタイム出せるようになってくれないと困るのよ。この日は神奈川でもハーフがあって、びわ湖毎日に出る一色が流してたそうだけど、東京の設楽悠太とともにタイム期待したいわあ。下田は多分東京回避だろうし。
なんか全然伝わった気しないけど、楽しいテレビ観戦の日曜日な話でした。
蛇足。
キャンプ情報もちらちら見てるけど、小久保がうちの子達を便利使いする気まんまんでWBCに嫌気が差しつつあるのがすごいいやだよう。



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