西岡剛が米国に渡ったのは2011年。27歳の時。
2年で戻ってきて29歳。
彼はまだ若かったから、日本に復帰して活躍できるのは理解できた。
今年は東京ドームでひどいケガをして結果を残せていないが、あれは事故なので仕方ない。
中島裕之は今年32歳。
日本でプレーしていた時から故障を押して試合に出ていた。
初年度のキャンプ時にケガをして満足に動けなかった、というが、日本での無理が影響してなかったわけではないと思う。
鳴り物入りで海を渡り、何もせずに2年間を過ごした、ということで比較される2人だが、この違いは小さくないと思っている。
阪神タイガースが欲しがっている、という意味でも似ているが。タイガースではサードを用意しているらしい。
保有権をギリギリ持っているライオンズも「一年中調査している」という。
「3」を熱望している浅村もいるが、中島が来るなら遠慮するだろうし、問題ないだろう。
ポジションも、現状であれば普通にショートだろうと思う。
スポニチに中島のインタビューがある。「ただ、中途半端に出て、ヒット1本ぐらい打って、日米通算とか言われても嫌やし」
らしいセリフだとは、思う。
日本のトッププレーヤーとしての、プライド。
私個人としては、好条件を用意して「戻ってきてもらう」というのには反対だ。
ひとつには最初に上げたコンディションと年齢の問題。
冷たいようだが、現状の彼は、ライオンズにいた頃の、誰もが頼りにしていた「なかじ」ではないと思っている。
彼のプレーを見て、失望したくないという思いがある。
もうひとつは、ショートとしての問題。
昨日の試合で、ショートを守っていた林崎がひどく頼りなく見えた。
去年は鬼崎、今年は渡辺直人と、ショートらしいショートを見てきているのが理由だと思う。
特に直人のショートは安定していて、ショートはこうでなくては、と思わせる。
もちろん、渡辺直人は34歳で故障を抱えて休ませながら使っている状態なので、そういつまでもレギュラーという訳にはいかないだろう。
けれど、そこに入ってくるのは、鬼崎より1つ上の中島ではなく、林崎なり金子なり永江なり、「これからの選手」でなくては困るのだ。
もちろん、現状で勝てていないのだから勝つために実績のある中島を、という意見もあるだろう。
だけど、個人的には「あの頃の片栗中中」はもう過去の話だと思っている。
ライオンズが手をださないなら、おそらくタイガースに行くことになると思う。
マネーゲームで勝てる相手でも、ないと思う。
そこでプレーする中島を見るのはあまりいい気分ではないだろうと思う。巨人片岡を見るのがあまりいい気分ではないように。
しかし、今の中島は、あくまで2Aで2割6分の選手。高額で買い取るのが正解なのか。
感情的に「ナカジ帰ってきて」と思う気持は判るけれど、冷静に考えれば、取らない方が将来のためだと思う。それなら、キャプテンとしてチームを支えてきた栗山や、ライオンズのピッチャーを知り尽くしている炭谷の残留にお金を使って欲しい。
彼らの流出は、純粋に戦力として以上に、チームとしての損失が大きいのだから。
中島がタイガースで活躍できたら後悔するかもしれないが、それは結果論だと思う。
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と、ここまで、敢えて固めに書いてみました。内容が内容なので。
昨日の試合ですか?
まきやん、肝心なとこで甘くなるんだよね。精神力が持たないんだろうか。
好投しているようだけど、あれではチームの士気が上がらない。
あと、せっかくクリが1番になって絶好調なのに、昨日は何故か4、5番がブレーキ。
ライオンズナイターの解説山崎さん(もう、山崎さんの言うとおりにしかならないから、悲しくなるわ…)によると、おかわりさん、ネズミじゃないかと。
ああ、それなら確かに、痛い日と痛くない日があるよなあ。痛くない日はバリバリ打てるけど、痛いとダメだよなあ、と納得してしまった。
最近は西武ドームの試合でもテレビで見てたりする日もあるんですけど(ばーさんなのでね、体力も気力もねえ)。
それでも、森くんが出てくるときの盛り上がり方ってすごいのが伝わってくるね。
やっぱり、彼には夢があるからね。
今、楽しみってHR王争いと森くん、だもんねえ。
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ファイターズ稲葉が引退かあ。時代はめぐる。
お疲れ様でした。
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